聞き手になるのは、正しいことなのか [会話テクニック]
(original update by:Rev Dan Catt)
聞き手になれ!!本当にそれでいいのか?
営業などをしていると、よくこう言われないだろうか?
「聞き手になって、相手の情報を引き出せ!!」
聞き手になって相手の情報を引き出せとはよく言われるが、それは本当に正しいのだろうか?
確かに、相手のニーズを引き出すためには”聞く”ことが重要だ。
しかし、だからと言って、聞き手になる必要があるのだろうか?
むしろ大切なことは、、、
>相手にとって価値ある情報を提供すること
>こちらの話に興味を持ってもらい、耳を傾けてもらうこと
>こちらの提案に承諾してもらうこと
つまり、、、大切なのは、相手の先生になることだ。
そうすれば、わからないことがあれば、連絡して聞いてくるだろう。
相手にとってあなたは、あなたの方が知識があって、あなたの方が良い解決策を考えられる。
そういう認識を持ってもらいたいのだ。
なにかあるたびにあなたを頼り、あなたはそのたびにチャンスに恵まれる。
ここで注意するべきポイントは、相手が欲しがる情報は人によって違うという点である。
パターンはあるだろうが、人の価値観や抱えている問題も人それぞれだ。
ゆえに、相手が何を必要としているかを聞きだす必要がある。
やっぱり、必要なのは聞き手なのでは?と思う人がいるだろうが、そうではない。
ようは相手のニーズを判別するだけの質問をすればいいだけのこと。
それ以降は語り手になって、相手を引き込めばいいだけのこと。
オーバーに聞き手を演じる必要はないのだ。
質問するのはほんのわずかでいいのだ。
後はわかりやすい説明をし、解決方法を教えてあげればいいだけのことだ。
相手に都合がいい聞き手では、都合よく話を打ち切られてしまう。
重要なのは、語り手としての魅力だ。
現に、聞き手になれという人ほど、語り手であることが多い。
さらに、優秀な人はやはり、自分の話に引き込むのが上手だ。
聞くことは重要だが、本質を間違えてはいけない―――。
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